ドラゴンズベースボールアカデミーは、野球をとおして
地域の子供たちの健全な育成に貢献し、スポーツの振興を図る活動をおこないます。

代表取締役社長 佐々木崇夫
ドラゴンズベースボールアカデミー開校にむけて
米国からベースボールが輸入されたのが明治5年、この球技に“野球”という名称が付けられたのが明治27年と言われています。明治期、文明開化の波に乗って、多くの球技がこの国に入ってきました。1人、1人対1人から集団まで、今や100種以上の球技が活況を呈しています。ところが面白いことに、種目が日本語に訳されて定着したものが3つしかありません。卓球、水球そして野球です。数ある球技の中で、野球こそは日本のスポーツ文化を代表する球技として広く認知されています。国技と言っていいかもしれません。
しかしながら、さる玩具メーカーが平成27年秋に実施した調査では、小中学生が授業以外に行っているスポーツは、水泳、サッカー、テニスの順で、野球はこれらの後塵を拝しています。この調査結果を待つまでもなく、近年プロ野球界では、少年の野球離れに危機感を持ち、野球文化を盛り返す活動が広がってきています。
中日ドラゴンズが名古屋に誕生したのが昭和11年です。巨人、阪神に次ぐ球団の設立でした。ゆえに、平成28年に球団は傘寿のおめでたを迎えます。これ一重に、ファンの皆様や地域社会のご支援のたまものです。ひたすら感謝あるのみです。
そこで球団は、80周年記念事業の一環として、野球振興事業を興すことにしました。NPO法人、ドラゴンズベースボールアカデミー(DBA)の立ち上げです。小中学生を対象に、野球を楽しむために、野球の高い技能を身に着けるために、中日ドラゴンズOBを講師に迎えて、週1回個人指導を受けてもらう取り組みです。
野球をこよなく愛する小中学生の皆様ふるってのご参加を心からお待ち申し上げています。

この度アカデミー校長としてやらせて頂きます鈴木孝政です。
不安もありますが、自分の持ち味、できることを最後まで全うしようという決意でいっぱいです。私が今思っている内容、目的については、ただ野球を上手にするというだけではなく、野球を通じて規律正しい子どもにする、体を強く鍛えてもらう、この2つのポイントを持ってやろうと思っています。
勉強も大事ですが最近の報道によると、全国の体力測定で小学生の男子、愛知県が最下位だったことにショックを受けました。小学校5年生の遠投、ソフトボール投げが平均22メートルと書いてありました。私が小学5年生の時、ソフトボールを68メートル投げました。これはちょっと異常なのですが・・・1/3しか投げられないのか、というのが記事を読んだ最初の感想です。投げることが人生においてどれだけ重要かと言いますと、たいして重要ではないのですけれど、これだけ体力的に落ちているのだなと、しかも環境的に恵まれている愛知県が日本で最下位だったことに衝撃を受けました。
野球を通じて、規律正しいのはもちろん、体が勝負です。その体を子どものうちに少しでも動いて、鍛えて、見て、考えて、生きていく力をつけてあげたい、これを私の大きな目標に掲げています。全部できるかどうかわかりませんが、多少なりともそういう方向で力になりたい、OBの協力、みなさんの協力も得まして、いいアカデミーにしていきたいと思います。
近年、若年層の野球離れが進んでおり、現状のままでは、この野球離れがさらに進んでいくことが予想されます。そこで、野球の再興ないし発展を目指し、野球離れに歯止めをかける必要があります。また、野球に取り組む子どもたちにおいては、専門的かつトップレベルの野球指導を受けたいという要請が多くあります。そこで、地域の子ども達に対し、幼い頃より野球に触れさせてその楽しさを体感させるとともに、元プロ野球選手による本格的技術指導を主とした野球教室を提供するアカデミーを設立することにしました。そして、これら活動を公益性のある団体として活動していくためにNPO法人として起ち上げることとしました。
- 社会貢献
- スポーツ振興 野球振興 野球普及
- 幼児・児童・少年の健全な成長・発達
- 元プロ野球選手セカンドキャリア支援 指導者育成
- 地域社会の活性化・市町村民のための事業
- 課題克服力
- 失敗耐性
- チャレンジ精神
- 人間力向上
【理事長】 | 佐々木崇夫 | 【理事】 | 大西正一 | 【監事】 | 石堂典秀 |
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加藤宏幸 |
【設立年月日】 2015年8月7日
名称:特定非営利活動法人ドラゴンズベースボールアカデミー
住所:〒460-0008 名古屋市中区栄四丁目1番1号